身体は「整える」ものではない

身体は「整える」ものではない

〜思い出すという回復〜

多くのセルフケアは、

「整える」という言葉で語られます。


姿勢を整える。

呼吸を整える。

自律神経を整える。

もちろんそれらは大切です。

けれど身体の深いレベルでは、

本来それらは

すでに知っているものでもあります。

身体は、

生まれたときから

調和の感覚を持っています。


赤ちゃんが自然に呼吸するように。

動物が疲れたら休むように。


身体は

本来とても賢い存在です。


ではなぜ

私たちは「整える必要」を感じるのでしょうか。


多くの場合それは、

身体の声を長い間聞いてこなかったからです。

忙しさ。

期待。

社会のスピード。

そうした環境の中で

私たちは身体よりも

頭の指示を優先するようになります。

Somaticのアプローチでは

身体をコントロールするのではなく

身体が思い出す時間をつくります。

ゆっくり呼吸する。

足の裏を感じる。

背中の重さを感じる。

そのシンプルな感覚の中で

身体は少しずつ

本来のリズムを取り戻します。


それは「修正」ではなく

回復です。


Corpsenceという言葉には、

“Body” と “Presence”

身体と在ること、という意味が込められています。


身体に戻るとき、

私たちは同時に

今この瞬間の自分に戻ります。

何かになる必要はありません。

ただ

ここにいること。

その静かな感覚の中で、

身体は再び

自然な調和へと向かいはじめます。


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The Body Is Not Something to “Fix”